天泣―てんきゅう―
時は平安時代。
京の都から左遷された貴族の姫・水華はお山のお狐様と呼ばれる妖狐・山吹を期せずして救う。
水華は妖かしの掟に従い、恩を返さなければならないという山吹と友になることを望むが――。
天泣―てんきゅう―
登場人物
山吹(やまぶき)
お山のお狐様と呼ばれる妖狐。 人の姿にも狐の姿にもなることができる。
水華(みなか)
京の都から左遷されてきた貴族の姫。
天真爛漫で行動力あふれる姫らしからぬ少女。